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全館浄水システム「最上清流」の江﨑です。
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▼伝統的な実験商法の手口
見た目の派手さと巧妙な話術で、消費者の誤解を誘って高額な浄水器を売りつける――。
水素水の実験商法第三弾。今回は「水素の抽出力でお茶が濃くでる」というパフォーマンスの手口を紹介します。
これまで「お米の残留農薬が!」「トマトの残留農薬が!」と散々不安を煽っておいて、
ここに来て「水素の抽出力で食品の栄養や出汁がよく出ます」と華麗に反転。ここが実験商法の香ばしさと味わいどころです。
今回も、水素水セールスマンの言葉巧みなセールスとその舞台裏を暴露します。
▼水素水の抽出力でお茶が濃くでる?

お米やトマトでは残留農薬を引き出した(ウソ)水素ですが、お茶を淹れるとこんなにも色が違います。
水素は世界で一番小さな物質で、お茶の成分を引き出してくれるのでしょうか?
試しに水素ガスをぶくぶくやってみます。まったく変化はありません。どうやら今回も水素は関係ないみたいです。

次に、コップの中のお茶パックを取り出します。確かに水素水で淹れたお茶のほうが濃く出ているように見えます。

水道水の方に、お掃除で使う「セスキ炭酸ソーダ」を入れてみます。セスキ炭酸ソーダの水溶液はpH約9.8のアルカリ性。
アルカリ性にするとお茶の色はどんどん濃くなって、水素水のお茶と同じ色になりました。

今度は水素水のお茶にクエン酸をいれます。クエン酸水溶液のpHは1.0~3.0の酸性を示します。するとどうでしょう。
今度はコップの中のお茶の色がみるみる薄くなっていきます。

そうです。お茶が濃く見えたのっは、濃さではなく変色。お茶に含まれるクロロフィルなどの色素がアルカリ性に反応して変色しただけです。
クロロフィルを含まない麦茶では大きな差は確認できませんでした。

▼実験の考察
お茶が濃く見えたのは、水素の抽出力ではなく、アルカリ性で茶葉の成分が濃く見えただけでした。
お茶屋さんのサイトなどを見ると、一般的には中性から弱酸性のお水で淹れるのが美味しいお茶のポイントのようです。
▼まとめ
お茶が濃く見えたのは、水素の抽出力ではなくアルカリ性によるただの変色。
「水素水の抽出力」と誤解させるパフォーマンスを見せたあと、
「出汁が出やすいから料理も薄味になって健康になる」という謎理論で高額な機器を売りつけてきます。
伝統的な実験商法には注意しましょう。
<本日の作業>
水素水の実験商法のタネあかし
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